


11/23/2025
ボムゲ院(オープン予定) KKEUT韓医院で行っている「もし唇に白や黄色のブツブツがあったら?それはフォアダイス斑です。」施術ノートです。
クッ韓医院 フォアダイス病治療のご説明

01. フォアダイス病とはどのようなものか
フォアダイス病(Fordyce spots)は、本来の位置から逸脱した皮脂腺が表皮直下に形成されることで生じる、ごく小さな隆起です。
主に唇周囲に、黄色みを帯びた粒状の形で確認されることが多いです。
痛みやかゆみを伴うことはありませんが、唇の色のくすみや不健康な外見につながることがあり、美容的な観点から治療を検討されることがあります。
02. フォアダイス病が発生する要因
本来とは異なる位置にある皮脂腺(ectopic sebaceous gland)
発生の明確な原因はまだ解明されていません。
遺伝的な要因が関与しているケースが少なくありません。
これは構造的な問題であるため、皮脂腺自体を直接除去しなければ、その形状は保持され続ける傾向があります。
03. フォアダイス病の鑑別方法 「もしかしてフォアダイス病でしょうか?」
以下の特徴に該当する場合、フォアダイス病である可能性が考えられます。
唇に、黄色や白色の小さな点々が集合した状態で現れる
その形状が長期間にわたり変化しない
圧迫しても内部の物質は排出されない(一般的なニキビとは異なり、押し出しても中身は出てきません)
単なる角質、尋常性ざ瘡(ニキビ)、稗粒腫などと誤認されることも少なくありません。
そのため、正確な鑑別診断を行った上で、治療の要否を慎重に判断いたします。
04. フォアダイス病へのアプローチ
現在、根本的な解決策として期待される方法:絶縁針高周波(アグネス)
フォアダイス病は皮脂腺の異常な位置が主な原因ですので、表面を削る処置(CO2レーザー、エルビウムヤグレーザーなど)や圧出では、期待するような改善は見込みにくいとされています。
絶縁針高周波(アグネス)は、表皮を保護しつつ、異常な状態にある皮脂腺のみに熱エネルギーを集中的に届け、その機能を抑制・破壊することを目指す施術です。
この方法は、現時点でより安全性が高く、効果的な治療選択肢の一つとして認識されています。
05. 治療プロセスの詳細
施術の手順
極めて細い絶縁針を患部に丁寧に挿入します。
皮脂腺の存在する深さに合わせて、正確に高周波エネルギーを伝達します。
これにより、異常な皮脂腺に直接的な影響を与え、その機能を抑制・変性させます。
施術後の経過について
施術後、患部の隆起は徐々に目立たなくなる傾向が見られます。
概ね2~4週間かけて、徐々になめらかな状態への変化が期待されます。
広範囲にわたる病変の場合、複数回の治療を重ねることで、より望ましい結果に近づけることが期待できます。
推奨される施術間隔と回数
治療は4週間おきに行います
まずは3回の治療をお勧めしております
病変の深さや集まり具合によって、追加の治療をご検討いただけます
06. フォアダイス病の治療における課題
フォアダイス病は、一般的なレーザーや圧出による処置では、期待できる効果が少ない場合があります。
具体的な理由は次の通りです。
病変が表皮直下にあるものの、毛包が存在しないため狙いを定めるのが難しい点
ピーリングレーザーを用いると、色素沈着や瘢痕形成のリスクが増すことが考えられます
特に唇や粘膜といったデリケートな部位では、安全な治療範囲を見極めるのが困難です
複数の病変が密集している場合、一度に多くの熱を加えると周辺組織に影響を及ぼす恐れがあります
そのため、
「過度な治療は痕を残す可能性があり、一方で不十分な治療では十分な改善が見込めない」という特性がございます。
施術を行う医師の経験と、病変を正確に捉える設計能力が非常に重要となります。
07. クッ漢方医院のフォアダイススポットへのアプローチ
① 個々の病変に合わせた治療計画
皮脂腺の深さ、病変の分布、そして粘膜の厚みを考慮し、エネルギーレベル、針の長さ、挿入角度を細やかに調整いたします。
② 絶縁ニードル高周波(アグネス)による単独施術の基本
フォアダイススポットは、異常な位置に存在する皮脂腺が原因となるため、
その特定の皮脂腺構造のみを的確に処置します。
CO2レーザーやエルビウムヤグピーリングでは、
表皮への損傷
色素沈着のリスク
瘢痕形成
といったリスクが考えられるため、フォアダイススポットの処置には不向きであると判断されます。
③ 必要最小限の損傷で、目的の部位へ的確にアプローチ
治療エネルギーを広範囲に拡散させることは避け、
目的の皮脂腺に限定して熱を伝達することで、安全面に配慮した施術を心がけております。