


11/30/2025
ボムゲ院(オープン予定) KKEUT韓医院で行っている「ほうれい線フィラーの副作用、移動のリスクと対策を総まとめ」施術ノートです。
クッ韓医院の考え方:フィラーの移動を考慮したアプローチ

フィラーなど、ボリュームを補うための施術名は医療機関によって多様です。しかし、私が常に重要視するのは一点です。
注入された物質が、施術部位にどれだけ安定して定着するか、という点です。
クッ韓医院のCOVAは、コラーゲン再生物質を固体として真皮の深層に挿入する方式を採用しています。
この特性により、以下のような点が期待されます。
粘性のあるジェルではなく固体構造であるため、重力や顔の筋肉の動きによる物質の移動が起こりにくいと考えられます。
目的とするほうれい線へのアプローチの正確性が高まることが期待できます。
体内では、ご自身のコラーゲンが再生・成熟することで自然にボリュームが満たされるため、施術結果がより自然な仕上がりになることが期待されます。
構造の維持性に優れるため、効果の持続期間が比較的長く期待できます。また、十分なコラーゲン増殖環境を提供することで、改善の程度も高まることが見込まれます。
ほうれい線フィラー:副作用と施術の考慮事項
次に、一般的なほうれい線フィラーについてご説明しましょう。多くの場合、ヒアルロン酸を主成分とする粘性のあるジェル製剤が用いられます。
安全かつ効果的な施術計画は重要ですが、ほうれい線は注入物質の特性によって、考慮すべき構造的な懸念点が存在します。
1. 表情筋の動きが多い部位における物質の移動リスク
ほうれい線は、顔の表情を作る上で比較的多くの動きが生じる部位の一つです。
粘度の高いジェル状フィラーは、注入直後には大きく膨らんだように見えることがあります。
しかし、筋肉の収縮、重力、口元の繰り返される動きにより、注入された層からわずかに移動したり拡散したりする可能性が考えられます。
皮膚が押し込まれたり折り畳まれたりする部位に粘性のある物質を注入する場合、本来意図した設計とは異なる方向へ流れ込む可能性があるという物理的な原理があります。
ほうれい線は、解剖学的に口輪筋と隣接しており、この筋肉は日常的に頻繁に動き、圧力を受けます。
その結果、
この部位の活発な動きが、注入物質が移動しやすい要因となり得ます。
2. フィラー溶解が必ずしも最適な解決策ではない場合がある理由
フィラー除去に一般的に用いられるヒアルロニダーゼは、
理論上はヒアルロン酸を分解する作用があります。
しかし実際には、
注入されたフィラーが、私たちがイメージするような一塊の状態で留まっているとは限りません。
複数の層や皮下の解剖学的構造に沿って微細に拡散している可能性もあるため、
目的とする部位のみに正確に作用するようコントロールすることは、臨床において非常に難しい場合があります。
臨床経験から見ますと、
フィラーを溶解する際に、周囲の正常な組織のボリュームも一部減少することがあり、その結果、しわが以前よりも深くなったり、凹みがより顕著になったりする事例も見受けられます。
これはヒアルロニダーゼの誤った使用によるものではなく、注入物質の構造を選択する段階で予測される可能性がある事柄です。
3. 口元の突出感(口が突き出て見える)が生じる可能性
ジェル状フィラーは、
ほうれい線全体の凹みやボリュームの減少パターン、そして顔のベクトルラインに合わせて適切に配置されることで、顔全体のプロポーションに自然に馴染むことが期待されます。
しかしながら、
施術直後の顕著な腫れ感、
目的とする凹みの方向以上に前方へのボリュームが過剰に形成される現象、
口元の筋肉の動きや圧力によって生じる局所的な突出感の増大
これらの要素が重なることで、
口元が前方へ突き出て見えるような突出感につながる可能性があります。
「ほうれい線だけを改善したかったのに、口元が突出したように感じる」というご意見は、患者様からしばしばお聞きします。
そのように感じられることは十分にあり得ます。
フィラー治療の主な目的はシワの溝を埋めることですが、施術後には顔全体のバランスや比率に微妙な変化が生じることがあります。これはフィラー本来の特性から生じ得る結果です。