


5/5/2026
ボムゲ院(オープン予定) KKEUT韓医院で行っている「頬がこけることはないのでご安心を。サーマクールは脂肪には触れない施術です。」施術ノートです。
サーマクール施術をためらう主な理由の一つに、「頬がこけてしまうのではないか」という不安の声が挙げられます。
インターネット上では、「サーマクール後に頬がへこんだ」といった体験談を目にすることがあります。もしこれらの体験が事実であれば、サーマクールは安全面で問題のある施術なのでしょうか。
当院では、この疑問に対し、サーマクールの作用原理からその原因を探ります。施術のメカニズムを正確に把握することで、なぜ頬のへこみが生じることがあるのか、そして当院がそのリスクをどのように未然に防いでいるのかをご説明できます。

サーマクールは脂肪組織を主なターゲットとしません
サーマクールには、モノポーラRF、すなわち単極性の高周波エネルギーが用いられています。
このエネルギーが作用する深さは、主に真皮層とSMAS層(筋膜層)に設定されています。これら皮膚を支える構造に熱刺激を与えることで、既存のコラーゲンが収縮し、さらに新しいコラーゲン生成を促すことが、サーマクール施術の基本的な目的です。
脂肪層は、上記真皮層やSMAS層よりも浅い部位に位置しています。モノポーラRFの熱が主に到達する層ではなく、施術のメカニズムから見ても、脂肪層に直接的な熱的ダメージを与えるように設計されたものではありません。

それでは、なぜ頬のへこみに関するご意見が見られるのでしょうか。主な原因は二つ考えられます。一つは、ある箇所に必要以上に高いエネルギーを集中させてしまい、想定よりも深い部分にまで熱が伝わってしまうケースです。もう一つは、施術前に安全に処置できる範囲を定めず、頬の脂肪組織が密集する部位にチップが無計画に接触してしまう場合です。

グリッドデザインによるリスク管理:当院でのアプローチ
当院では、サーマクール施術に先立ち、必ず座った状態でのグリッドデザインを実施しています。
仰向けに寝たまま施術を始める方法では、重力の影響で頬の脂肪組織が下方へ移動した状態でデザインが進む可能性があります。そのため、当院では患者様が普段の生活で顔を動かす姿勢、すなわち座った状態で格子状のグリッドを描き、頬の脂肪層の正確な位置を把握し、安全な施術範囲を適切に確保することを重視しています。
この格子状グリッドには、主に二つの機能があります。一つは、チップを当てる位置を事前に明確にし、熱エネルギーを均一に伝えることです。もう一つは、頬の脂肪組織が集まる部位を視覚的に示し、その箇所のエネルギー設定を調整するための基準とすることです。

スーパーパステクニック:エネルギーの穏やかな蓄積方法
当院では、スーパーパステクニックを用いて施術を進めています。
スーパーパスとは、一度に高出力のエネルギーを特定の部位に集中させるのではなく、複数回に分けて丁寧に照射を重ね、熱エネルギーを徐々に蓄積していく手法です。これにより、単発で高エネルギーを照射する際の懸念を抑えつつ、同様の働きが期待できます。
サーマクールで頬のへこみが気になる部位ほど、一度に強い熱刺激を与えるのではなく、複数のパスで時間をかけて熱を穏やかに蓄積していく方法が、より適切と考えられます。当院がスーパーパステクニックを基本方針としているのはこのためです。

当院では、施術後にはリフティングカードを作成し、患者様と内容を共有しております。これにより、どの部位に何回の照射を行ったか、またエネルギーレベルをどのように設定したかといった詳細が記録として残ります。次回の施術の際には、この記録をもとに継続的なケアプランを立てることができます。

サーマクールによる頬のへこみ:施術の設計による影響
サーマクールそのものが頬のへこみを招くものではありません。施術前の安全設計が不十分な状況で進められた場合に、そのリスクが高まることがあります。
モノポーラRFは、作用メカニズム上、脂肪組織を主なターゲット層とはしていません。しかしながら、グリッドデザインを行わず、仰向けの姿勢のみで、かつ不均一なエネルギー照射で施術が行われると、意図しない部位に熱が過度に集中する可能性が考えられます。
当院では、このような設計段階を標準的な手順として確立しています。座った状態でのグリッドデザインから始まり、スーパーパステクニックによる施術、そして施術後のリフティングカード共有に至るまで、一連の流れの中で安全性と経過の確認がすべて盛り込まれています。

よくあるご質問
Q. サーマクールで頬がへこむのは、どのような原因が考えられますか?
A. サーマクールが原因で頬がへこむのは、機器の構造的な問題ではありません。施術前に安全に照射する範囲の設計が不十分な状態で、頬の脂肪組織周辺に熱エネルギーが過度に集中した際に生じる可能性があります。当院では、まず座った状態でグリッドデザインを実施し、このリスクを計画段階で未然に防いでいます。
Q. モノポーラRFが脂肪を溶解させるというのは事実でしょうか?
A. モノポーラRFの主なターゲットは真皮層とSMAS層です。脂肪組織を意図的に加熱・溶解させる目的で設計されたエネルギーではありません。サーマクールによる頬のへこみに関する懸念は、その作用原理ではなく、施術の進め方に関わる問題から発生すると考えられます。
Q. 当院のサーマクール施術にはどのような特徴がありますか?
A. 当院では、施術前に座った状態で格子状のグリッドデザインを必ず実施し、スーパーパステクニックを用いて熱エネルギーを穏やかに、かつ確実に蓄積していきます。また、施術後にはリフティングカードを作成し、患者様と施術内容を共有します。これにより、サーマクールによる頬のへこみへの不安を軽減するよう構造的に配慮した施術設計を心がけております。

当院の施術への取り組み
当院は、座った状態でのグリッドデザインを導入することで、サーマクールによる頬のへこみの懸念を施術前の計画段階で未然に防ぐことを目指しています。
当院は、スーパーパステクニックを用いることで、一度に高出力を集中させず、安全に熱を蓄積させるよう努めています。これにより、期待される効果と施術の安全性を両立させることを重視しています。
当院は、リフティングカードの共有を通じて、患者様ご自身が施術履歴を正確に確認し、今後のケア計画に役立てていただけるよう、透明性のある運営を心がけております。

細やかな配慮がより良い結果へ — 当院でのご相談をお待ちしております。