


11/28/2025
ボムゲ院(オープン予定) KKEUT韓医院で行っている「テンサーマとサーマクール、選ぶ前に知りたい違い」施術ノートです。
当院が大切にする施術への考え方
リフティング処置を検討する際に留意いただきたい点
1) 処置前のデザインは、座った状態で行うことが重要です
リフティング処置におけるデザインは、仰向けの状態では行いません。
重力の影響を受けない状態では、お顔のたるみの向きや程度が正確に把握しにくく、適切なリフティングベクターの設計が困難になります。
そのため、重力が自然に働く座った姿勢でのデザインが不可欠です。
頬のたるみの具体的な位置
顎のラインが崩れる向き
顔全体のバランスを考慮したリフティングベクター
これらをより正確に把握できるでしょう。
当院では
すべてのリフティング処置において、座った状態で入念なデザインを行い、その後処置を開始いたします。
この丁寧な過程が、リフティング処置の仕上がりを大きく左右する重要なポイントであると考えます。
2) 処置後には「リフティングカード」で施術内容をご確認いただけます
リフティング処置の成果は、どの部位を狙い、どの深さのチップを使用し、どれくらいのエネルギー量を、どの方向から伝達したかによって変わることが期待されます。
しかし、処置の詳細な記録が残されないケースも少なくありません。その場合、患者様ご自身でどのような設計が適用されたかを知ることは難しいでしょう。
当院では、処置後にその日の設計情報全てを記録した「リフティングカード」をお渡ししております。
このカードには、以下の情報が記載されます。
処置対象部位
用いたチップによる皮膚層の深さ
合計ショット数
リフティングベクターの向き
このカードをご覧いただくことで、処置がどのように計画され、ご希望のラインや方向に沿って十分に行われたかといった点を
患者様ご自身でご確認いただけます。
テンサーマリフティングとサーマクールの比較:どのような違いがあるのか

インピーダンスの確認機能
冷却システム
エネルギー伝達の仕組み
これらにおいて、サーマクールとよく似た構造を備えています。
皮膚の表面を保護するためのリアルタイム冷却機能、そして皮膚との接触抵抗を検知するインピーダンス確認システムなど、
熱を均一に伝えることを目指す点も共通しています。このため、安全性と安定した効果の側面から、十分な選択肢になり得る機器だと考えています。
しかしながら、実際の臨床現場で施術を行う側の感覚としては、ごくわずかな違いを感じることがあります。
具体的には、サーマクールでは同じエネルギー設定(例えば0.07kJ以上)でも、より深い熱の密度や重厚感として感じられることがあるようです。
これは皮膚の奥から伝わる「熱感」の感じ方の差であり、処置の成果に決定的な違いがあるというわけではありません。
例えば、ある患者様はテンサーマの熱が素早く広がるような感覚を心地よいと感じられたと伺っています。
また別の患者様からは、サーマクールの熱感がより深く集中して感じられたというお声を聞くこともございます。
これらは、具体的には重力の影響、皮膚接触の安定度、そして温度への反応速度といった要素から生じる
感覚的なわずかな違いと言えるでしょう。
では、機器を選ぶ際の判断基準は何でしょうか
もし機器そのものの性能差を1と仮定するならば、処置におけるデザインと設計、インピーダンス補正、そして詳細な記録システムの差は9にも及ぶと言えるでしょう。
リフティング施術の効果は、たとえ機器のエネルギー伝達方式が類似していても、その事前の設計にかかっていると私たちは考えます。
リフティングは単に熱エネルギーを照射するだけの手技とは異なります。
重力の方向を慎重に把握し、個々のベクトルを詳細に設計します。皮膚接触時の抵抗や温度変化に均一に配慮しながら、段階的に刺激を積み重ねていく施術といえるでしょう。
私たちの目指す施術の質は、
単なる「より効果的な熱」や「より高密度なアプローチ」といった表現にとどまりません。
むしろ、丁寧にカウンセリングを行い、ショットごとに皮膚の反応を確認し、その全ての記録を明瞭なカード形式で残す一連の過程こそが重要です。
私たちはその点を重視しています。
このような基準に基づき施術を行うことで、使用する機器の種類に関わらず、
施術の安全性と、期待される効果の均一性を目指すことができるでしょう。
私自身の経験から言えば、今日も、そして皆さんが業務を終えた夜間においても、
常に変わらない結論に達します。それは精密に、そしてデータに基づき設計されるリフティングです。
これらの基準が、皆様の施術選択の一助となれば幸いです。